Windows Server 2008のバックアップ・リカバリ~その一 バックアップで取得したバックアップファイルを使って、新しくサーバーをリカバリしてみます。

最初は全く同じサーバーに戻すことを想定した同じサイズのHDDに戻すパターンです。ちなみに500GBのHDDでデータが10GBしかなくても復元先HDDは最低500GB用意しなければならないのです。

新しくVMを作り(HDDは元のサーバーと同様15GB)、バックアップファイルが保管されているHDDを接続します。
Windows Server 2008のインストールDVDを読み込ませ、インストールを開始する。

言語設定はそのまま「次へ」をクリックし


「今すぐインストール」ではなく「コンピュータを修復する」をクリックする。


「システム回復オプション」ではすでにOSがインストールされていればインストールされているOS名が表示されますが、今回はまっさらなサーバーを使用するので空欄になっています。
「次へ」をクリックします。


回復ツールの選択で「Windows Complete PC復元」をクリックします。


すると、接続されているHDD等のメディアから最新のバックアップが自動的に読み込まれ、データ情報が表示されますので確認して「次へ」をクリック。
必要であれば「特定のバックアップを復元する」を選択します。


バックアップの復元方法の選択ですが、バックアップからリカバリするHDDはフォーマットされてしまうのでそれを避ける設定や、リカバリ終了後に自動で再起動するよう設定などができます。「次へ」をクリック。


リカバリの設定確認で間違いがないかを確かめたら「完了」をクリックしてリカバリをスタートします。


リカバリ対象HDDはフォーマットされてしまうのでメッセージが出てきます。チェックを入れて「OK」をクリック。


リカバリが始まりました。


リカバリが終了したので自動的に再起動となりました。


再起動後のサーバーマネージャです。フルコンピュータ名など、バックアップ元の設定と変わりありません。ネットワークだけは「ローカルエリア接続2」だったのが「ローカルエリア接続3」になり、DHCPでの接続になっていました。どうしても同じにならない部分はどれくらいあるのだろうか?


インストール済みの機能もそのままです。


バックアップをとる前の状態をバックアップしたので、バックアップは初期状態です。


容量の小さいHDDでの作業だったので10分強で終了しました。