本で5種類に分類された金融機関。三つ目は保険会社。保険会社は大きく生命保険会社と損害保険会社の二つに分けることができます。
どちらの会社も内閣総理大臣の免許を受けなければいけません。

●生命保険会社
・大手生命保険会社
・中堅/新規参入保険会社
・外資系生命保険会社
・損保系生命保険会社

●損害保険会社
・大手損害保険会社
・ダイレクト販売系保険会社
・外資系損害保険会社
・生保系損害保険会社

●大手生命保険会社は「保険レディー」と呼ばれる販売員での対面販売が中心となります。彼女らをよくエレベーターホールで見かけます。死亡保険が中心となっていますが、多種取りそろえています。

●中堅/新規参入保険会社は対面販売もしているけれども、ネットにも進出しています。

●外資系生命保険会社は外国の会社だけあって、「カタカナ生保」と呼ばれます。がん保険など傷害疾病定額保険に特化していましたが、最近は一般的な生命保険も取り扱うようになっています。

●損保系生命保険会社はその名の通り、損害保険会社が生命保険も一緒に販売しています。会社名にひらがながつくので「ひらがな生保」とも呼ばれます。
96年4月に保険業法が改正されたことにより、生損保の相互参入が認められて誕生しました。

●大手損害保険会社は多岐にわたる損害についての保険を取り扱っており、代理店経由での契約が主となっています。

●ダイレクト販売系保険会社はインターネットや電話を使って販売しています。

●外資系損害保険会社はその多くが自動車保険を取り扱っています。

●生保系損害保険会社は損保系生命保険会社の逆で、生命保険会社が損害保険も一緒に販売している形です。

保険会社は、顧客から集めた保険金から支払いを行い、経費に充てるが、残りは車内で眠らせておくのではなく、マーケットで運用しています。このため、保険会社はマーケットにおいて有力な機関投資家となっています。

各種保険の料金を決めるのにアクチュアリーという専門職があります。統計等の巣ペ死リストで、日本アクチュアリー会の会員とならなければ名乗ることができないようです。だいたい正会員となるまでに10年弱かかる難関資格だそうです。