「Hyper-Vの構築~その三 仮想マシンのインストール(Windows XP)」「Hyper-Vの構築~その四 仮想マシンのインストール(Windows 7)」の二回にわたってゲストOSとしてWindows OSをインストールしましたが、今回はLinuxをインストールしてみます。

Linux Integration Services v2.0で対応していたLinuxゲストOSは下記の5つです(現在はv2.1がリリースされています)。

Linux Distributions (1コア)
SUSE Linux Enterprise Server 10 with Service Pack 2 (x86 Editionまたはx64 Edition)
SUSE Linux Enterprise Server 11 (x86 Editionまたはx64 Edition)
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.2、5.3および5.4 (x86 Editionまたはx64 Edition)

今回はまずRed Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.4をインストールします。

Hyper-VでLinuxを稼働するためにはLinux IC (統合コンポーネント)をOSインストール後に導入する必要がありますので、あらかじめMicrosoftからダウンロードし、展開しておきます。

LinuxのインストールもWindowsと全く同じです。

インストール後にネットワークを確認すると、ネットワークアダプターが認識されていません。


Linux IC (統合コンポーネント)をインストールしますので、メディア -> DVDドライブ -> ディスクの挿入を選んで解凍したLinux IC (統合コンポーネント)のLinuxIC v2.iso(現時点)を指定します。




ディスクを挿入すると、最近のLinuxディストリビューションは自動的にマウントしてくれます。

コマンドラインからCDのマウント場所に移動(cd /media/CDROM)し"./setup.pl drivers"とコマンドを実行するとLinux ICのインストールが開始されます。






Linux ICのインストールが終了してからネットワークを確認すると、"seth0"というアダプターが認識されています。これで外部との通信ができるようになります。


リモートデスクトップでサーバーにログインし、Linuxの仮想マシンに接続してウィンドウをクリックすると、メッセージが表示されてしまいます。要調査です。


ただ、LinuxもWindowsの様にリモートデスクトップで接続することもできますし、teratermなどからSSHで接続することができますのでそれほど問題にはなることはないと思います。

次はv2.1での確認をしたいと思います。