Hyper-Vの構築~その二 ネットワーク設定 (2010/05/06)
Hyper-Vの構築~その一 役割の追加でHyper-Vの役割を追加したのでこれから仮想マシンを作成・使用していくことができますが、その前に一つネットワークの設定を行います。
今回Hyper-Vの役割を追加したコンピューターにはネットワークアダプターが二つあります。ここでは仮にアダプターA(192.168.1.7)、アダプターB(192.168.1.8)とします。アダプターAはマザーボードについている物で、アダプターBは後付けの物です。デフォルトの設定であれば、A・Bどちらのアダプターを使用しても物理コンピューターにも仮想マシンにもアクセスすることができます。
役割の追加時にあった「このサーバーへのリモートアクセス用にネットワークアダプターを1つ確保しておくことをお勧めします。ネットワークアダプターを確保するには、そのネットワークアダプターを貸そうネットワーク用としては選択しないようにします。」というメッセージの通り、物理マシンに確実にリモートアクセスするネットワークが無いと万が一の場合にリモートからサーバーを操作することができなくなる恐れがあるためです(例えば、仮想マシンのネットワーク使用率が何かしらの原因で100%になってしまった時など)。
そのために、二つのネットワークアダプターを物理コンピューター専用のアダプターと仮想マシン専用の物とに役割を分担します。
マシンを構築した直後は下図の様にネットワークアダプターが三つ表示されます。
「ローカルエリア接続 2」と「ローカルエリア接続 4」は物理的なアダプターを指しており、どちらにもインターネットプロトコルがインストールされており、静定IPを指定して使用することができる状態となっています。
三つ目の「ローカルエリア接続」はHyper-Vをインストールしたことによって自動的に構成された内部ネットワークで下図の通り、「Microsoft 仮想ネットワーク スイッチ プロトコル」のみがインストールされています。
Hyper-Vに作られた仮想マシンはこの仮想ネットワークスイッチを経由して内部・外部ネットワークと接続します。
現状ではスイッチのWANポートは「ローカルエリア接続 2」と「ローカルエリア接続 4」と両方と接続している形になります。冗長化のイメージです。アダプターAが停止しても、アダプターBを使えば接続し続けることができます。
上で書いたように、今回はそれぞれの役割を与えます。
まず、Hyper-Vマネージャーを開きます。
右の「操作」ペインで「仮想ネットワークマネージャー」を開きます。
マネージャーが開くとすでに一つ仮想ネットワークが作成されていることがわかります。名前は「外部ネットワーク」。そうです、「ローカルエリア接続 4」の接続方法に設定されていたネットワークです。
マネージャーの「接続の種類」では外部が選択されており、仮想ネットワークが使用するアダプターが選択されています。そして、チェックボックス「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプターの共有を許可する」にチェックが入っています。
このチェックボックスのチェックを外し、を押下します。
設定を変更することでメッセージボックスが表示されますが、仮想ネットワーク用のアダプターでは仮想マシンへのみアクセスができるように制限されるという意味ですので、<はい>を押下します。
先ほどは三つアダプターが表示されていた所、「ローカルエリア接続 4」が消えているのがわかります。管理オペレーティングシステムとの共有を解除したために、物理コンピューターからネットワークアダプターを操作できなくなったためです。
これで、物理ネットワークと仮想ネットワークが分離されました。
次は仮想マシンを作成していきます。
今回Hyper-Vの役割を追加したコンピューターにはネットワークアダプターが二つあります。ここでは仮にアダプターA(192.168.1.7)、アダプターB(192.168.1.8)とします。アダプターAはマザーボードについている物で、アダプターBは後付けの物です。デフォルトの設定であれば、A・Bどちらのアダプターを使用しても物理コンピューターにも仮想マシンにもアクセスすることができます。
役割の追加時にあった「このサーバーへのリモートアクセス用にネットワークアダプターを1つ確保しておくことをお勧めします。ネットワークアダプターを確保するには、そのネットワークアダプターを貸そうネットワーク用としては選択しないようにします。」というメッセージの通り、物理マシンに確実にリモートアクセスするネットワークが無いと万が一の場合にリモートからサーバーを操作することができなくなる恐れがあるためです(例えば、仮想マシンのネットワーク使用率が何かしらの原因で100%になってしまった時など)。
そのために、二つのネットワークアダプターを物理コンピューター専用のアダプターと仮想マシン専用の物とに役割を分担します。
マシンを構築した直後は下図の様にネットワークアダプターが三つ表示されます。
「ローカルエリア接続 2」と「ローカルエリア接続 4」は物理的なアダプターを指しており、どちらにもインターネットプロトコルがインストールされており、静定IPを指定して使用することができる状態となっています。
三つ目の「ローカルエリア接続」はHyper-Vをインストールしたことによって自動的に構成された内部ネットワークで下図の通り、「Microsoft 仮想ネットワーク スイッチ プロトコル」のみがインストールされています。
Hyper-Vに作られた仮想マシンはこの仮想ネットワークスイッチを経由して内部・外部ネットワークと接続します。
現状ではスイッチのWANポートは「ローカルエリア接続 2」と「ローカルエリア接続 4」と両方と接続している形になります。冗長化のイメージです。アダプターAが停止しても、アダプターBを使えば接続し続けることができます。
上で書いたように、今回はそれぞれの役割を与えます。
まず、Hyper-Vマネージャーを開きます。
右の「操作」ペインで「仮想ネットワークマネージャー」を開きます。
マネージャーが開くとすでに一つ仮想ネットワークが作成されていることがわかります。名前は「外部ネットワーク」。そうです、「ローカルエリア接続 4」の接続方法に設定されていたネットワークです。
マネージャーの「接続の種類」では外部が選択されており、仮想ネットワークが使用するアダプターが選択されています。そして、チェックボックス「管理オペレーティングシステムにこのネットワークアダプターの共有を許可する」にチェックが入っています。
このチェックボックスのチェックを外し、
設定を変更することでメッセージボックスが表示されますが、仮想ネットワーク用のアダプターでは仮想マシンへのみアクセスができるように制限されるという意味ですので、<はい>を押下します。
先ほどは三つアダプターが表示されていた所、「ローカルエリア接続 4」が消えているのがわかります。管理オペレーティングシステムとの共有を解除したために、物理コンピューターからネットワークアダプターを操作できなくなったためです。
これで、物理ネットワークと仮想ネットワークが分離されました。
次は仮想マシンを作成していきます。