本で5種類に分類された金融機関。最後は機関投資家。

機関投資家というのは、顧客から集めた大量の資金をまとめて運用する企業のことを指します。「投資家」とあるから有力個人(懐かしの村上ファンドとか)のことかと思っていましたが、「機関」とつくように組織を指すのですね。

今までにも出てきた保険会社、信託銀行などが代表的な機関投資家と言えます。さらに年金基金も機関投資家の一つに挙げられます。国民/厚生年金あわせればおおよそ成人国民の全員が入っていますよね。それだけの人達から少しずつ集めたお金をリタイアした人たちに回すのだから増やさないと底がついてしまいますね。

この機関投資家は個人投資家に比べて遙かに多い額を動かすため、市場に大きな影響力を持っています。しかし、顧客から集めた資金を運用するため、基本的にはハイリスク・ハイリターンではなく、確実に運用できる方法をとります。

これとは逆に、ヘッジファンドと呼ばれる投資家は短期運用でどんどん利益を得る方法をとります。