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November 2009 の投稿一覧です。
ディーラーが市況を見ながら手動で売り買いする一連の流れを、あらかじめ設定したルールやロジック(アルゴリズム)で行うもの。コンピューターに設定すると取引が自動的に処理されるため、人件費の削減にもなります。

様々なデータを元に瞬時に判断するのにはやはりコンピューターを使うのが一番です(これを頭でできる人は年俸何億ももらえる敏腕ディーラーになるわけです)。

リーマンブラザーズを買収した会社への取材をテレビで見ましたが、リーマンブラザーズが作って使っていたコンピューター設備(もちろんディーリングのアルゴリズムを含む)だけで、買収費用はペイできる位の物だったそうです。

私は利益を追求しているわけではないのでたまにしか売り買いしませんが、常に利益を生み出すことを目標にしている人にとっては速く導入したい仕組みでしょう。

実際の取引にはまだ使えないようですが、カブ・ロボというのがあります。Javaを使って株売買ロボットを作成し、シミュレーション環境で成績を競えるようです。

IBMのDeveloper Worksにも関連記事が出ています。Javaの勉強もかねて手を出してみようかと思います。
本で5種類に分類された金融機関。最後は機関投資家。

機関投資家というのは、顧客から集めた大量の資金をまとめて運用する企業のことを指します。「投資家」とあるから有力個人(懐かしの村上ファンドとか)のことかと思っていましたが、「機関」とつくように組織を指すのですね。

今までにも出てきた保険会社、信託銀行などが代表的な機関投資家と言えます。さらに年金基金も機関投資家の一つに挙げられます。国民/厚生年金あわせればおおよそ成人国民の全員が入っていますよね。それだけの人達から少しずつ集めたお金をリタイアした人たちに回すのだから増やさないと底がついてしまいますね。

この機関投資家は個人投資家に比べて遙かに多い額を動かすため、市場に大きな影響力を持っています。しかし、顧客から集めた資金を運用するため、基本的にはハイリスク・ハイリターンではなく、確実に運用できる方法をとります。

これとは逆に、ヘッジファンドと呼ばれる投資家は短期運用でどんどん利益を得る方法をとります。