本で5種類に分類された金融機関。一つ目は銀行。銀行はおおよそ次の8種類に分けることができるようだ。

・普通銀行
・ネット専業銀行
・流通系銀行
・信託銀行
・ゆうちょ銀行
・共同組織機関
・外資系銀行
・公的機関

このあたりはだいたいイメージがつくものばかり。ただ、流通系銀行(例:セブン銀行)・共同組織機関(例:農協)・公的機関(例:日本銀行)と言われてもピンとこないが、それぞれ実名を出すとわかる。

●普通銀行は都市銀行と地方銀行とに分けることができ、都市銀行はいわゆるメガバンクと呼ばれる銀行達になります(三菱UFJだけ点「・」が入るのが気になります)。

・三菱UFJフィナンシャル・グループ
・三井住友フィナンシャルグループ
・みずほフィナンシャルグループ
・りそなグループ

りそなグループはメガバンクとは自称していないようですが4大金融グループの一員です。考えてみれば、上記4銀行に口座を持っています。

●地方銀行はスルガ銀行や千葉銀行、千葉興業銀行など若干マイナーな地方のみで見かける銀行です(名前のまんま)。地方銀行は「社団法人全国地方銀行協会」の会員だそうです。ちなみに、銀行協会はそのほかにも「全国銀行協会」(都銀・地銀等だいたいの銀行が加入)「東京銀行協会」などいくつかあります。

●ネット専業銀行はジャパンネット銀行など、店舗を持たない銀行形態です。店舗を持たない分、金利が少し高く設定されています。

●流通系銀行は流通業・小売業をしていたイオンやセブンアンドアイが銀行業務に乗り出して作った銀行になります。地方にあるイオンやセブンイレブンで使用できるのでとても利便性に優れています。

●信託銀行は投資信託など顧客資産の管理運用を行う「信託業務」を主軸にしている銀行になります。

●ゆうちょ銀行は日本郵政公社の郵便貯金事業が分社化され株式会社ゆうちょ銀行となったものです。

●共同組織機関は特定の地域・組合員を対象とした金融機関です。農業協同組合や漁業共同組合などがそれに当たります。

●外資系銀行は2種類あるそうです。
1.シティバンクを代表とする、欧米の金融機関が日本支店/法人として出店しているもの
2.新生銀行をはじめとする、日本の既存銀行が外国資本を受けているもの

日本の老舗銀行と比べ新しい考えを早いうちから取り入れているのが特徴だそうです。

●公的機関は民間銀行が手を出しにくい分野でサービスを提供するために活動している日本政策投資銀行や住宅金融支援機構などの政府系の銀行などです。